■推理小説
2005年 05月 19日
普段は会社の往復の電車(往復乗車時間約1時間)の中で文庫本の小説を読んでいます。何気ない日常が舞台のものが好きなので、推理小説というのはあまり読みません。
子供の頃は、怪盗ルパンシリーズなんかを片っ端から読んでいた記憶がありますが、それ以降なぜか推理小説というものを手にすることはほとんどありませんでした。
理由はおそらく二つあります。
一つは、僕が小説を読む時の楽しみは、ストーリーはもちろんのこと、風景描写と主人公の心理描写の対比を楽しんだり、情景を思い描いたり、全体の構成を楽しんだりという「文学的要素」にあります。ところが、推理小説というのは、どちらかというとストーリーにかなりの比重を置いて読むため、情景描写の余韻に浸ることが疎かになりがちです。
二つ目は、読み出すと止まらないことです。
学生時代と違って「本など読んでる場合ではない」ことが多いのが社会人の性です。ところが、たいていの推理小説は全体の6割ぐらいを読んだあたりから、止まらなくなってしまいます。6割をすぎたところから読書を中断するのは、断腸の思いがします。
そんなわけで、できるだけ避けてきた推理小説ですが、先日、ついつい魔が差して本屋で1冊買ってしまいました。案の定途中からがぜんおもしろくなり、ついに昨日の帰りの電車で「魔の6割地点」にさしかかってしまいました。
おかげで、今日は寝不足でした。
やっぱり、推理小説も好きなんですかね・・?
※写真と本文とは関係ありません。
by minoru_n
| 2005-05-19 00:34
| 読書