管理人:minoru_nがNikonF80にて撮影した写真を中心に日々の雑記を綴るサイトです。


by minoru_n
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カテゴリ:読書( 7 )

■ノルウェイの森

今日、待ちに待った映画「ノルウェイの森」が公開され、早速渋谷の東宝シネマまで観に行ってきました。

外国人の監督によって、あの名作がどのように映像化されたのか、非常に楽しみでしたが、原作のエキスや登場人物たちの繊細な心の動きを音・映像・演技で丁寧に描写し、私としてはおなか一杯の大満足でした。

特に光の使い方が素晴らしく、主人公達の微妙な心の変化に応じて、明暗や色、光の角度や動きなどがたくみに使い分けられていました。

改めて、この小説が世界で愛されている意味を思い知った一日でした。

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by minoru_n | 2010-12-11 22:34 | 読書
村上春樹氏の「ノルウェイの森」が発行部数で1000万部突破したらしいです。
私も村上春樹はよく読みますが、ノルウェイの森は、一番好きな小説のひとつです。
でも、どのシーンが一番印象に残っているかと問われると、主人公と学生寮の先輩ナガサワさんとのやりとりだったりして、その辺は自分でもマニアックかなと思ったりします。
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by minoru_n | 2009-08-05 22:33 | 読書

■大河ドラマ「篤姫」

今年の大河ドラマ「篤姫」が良いです。
毎週決まった時間に(録画したとしても)テレビを見るという行為が面倒なのと、あまり興味が沸かなかったということもあり、ここ何年か大河ドラマは観ていなかったのですが、久しぶりに毎週楽しみに視聴しています。

これまでの大河ドラマでも、ある程度時代考証を無視して、現代人に分かりよく伝えようとする試みはありましたが、作り手の主張が強すぎて違和感があるものも多かったように思います。
「篤姫」は、そういった意味で、純粋に「ドラマ」として楽しめる内容だと思います。

歴史モノとしてのとっつきにくさが非常に上手く削られて、宮尾登美子さんの原作のエキスが忠実に再現され、篤姫の生きた時代の潮流、時代の流れをしっかりと受け止めた人間としての篤姫の強さと成長ぶりが、現代人であるわれわれにとても分かりやすく伝えられようとしていると思います。
あまり歴史に興味のない方でも、楽しめるのではないでしょうか?
宮崎あおいさんというキャスティングも見事ですね。
原作の「天璋院篤姫」もとてもお勧めです^^。

D80+AFNikkor35mmf2D(本文と関係なく・・・)
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by minoru_n | 2008-02-19 02:20 | 読書

■ハルキスト

いやはや、すっかり更新をさぼってしまいました。
今週号のAERAで、”昔の「春樹」に会いたい”と題した特集が組まれていました。「春樹」とは、もちろん村上春樹氏です。氏の小説にとりつかれた人々を「ハルキスト」と呼ぶそうで、僕も軽いハルキストの一人です。

氏の作品は、独特の空気感で定評がありますが、特に初期の作品は、余計な肉をそぎ落とした骨と筋のデリケートさと力強さとの微妙なバランスが心地よいですね。
僕も、精神的に一人になりたいときや気持ちをシンプルにしたいときなどには、本棚から引っ張り出して拾い読みしたりしています。
村上春樹の小説様な写真が撮りたい(?)と試行錯誤する日々です。

写真は、ゴールデンウィークに実家の庭先に咲いていたオオテマリです。午後の日差しに照らされて真っ白に輝いていました。
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by minoru_n | 2006-06-02 01:00 | 読書

■My Favorite Novels #2

◎菊屋敷 山本周五郎・作
企画二発目にして、いきなり宮本輝氏の作品をはずれましたが、最近何の気なしに古本屋で見付けた「やぶからし(新潮社)」という氏の短編集に納められていました。

舞台は江戸末期、信州松本の儒官の娘「志保」を主人公として、その周囲の人々との交流を通した志保の心情を描いた物語です。
感情を抑制しひたむきに生きる志保と身勝手に奔放に生きる妹「小松」との対比的な描写から物語は始まります。
志保の元に、匿名の恋文が届くのですが、直後に妹からその長男晋太郎の養育を懇願され、その恋文の主への面会を断念します。
物語の最後まで、恋文の主は明かされませんが、父の門下生の中でも最も父の教えを忠実に実践する杉田庄三郎という青年がその手紙の主であるようで、彼の悲壮なまでの抑制された恋情が見事に描かれています。
志保は、晋太郎の母親として全てを投げ打って一心不乱に努めます。その決意と実践には子を持つ者として心に期すものがありました。
物語の最後には、身勝手な妹小松が晋太郎を取り戻しにあらわれるとともに、父の教えを実践する杉田らを「危険因子」として幕府の目付が取り押さえに来ます。
晋太郎は、志保とともに暮らしたいと望みながらも、そのような甘えは志保の教えに反するからと小松の元へ行く決意をします。
また、杉田らも彼らの信念を通し、彼らの遺志を継ぐ者がきっと現れると信じて捕らえられていく・・・。一見悲劇のような結末ですが、何かそれぞれが思いを果たしたような爽快な気分を残したまま「菊屋敷(志保の住まい)」の描写とともに物語は終わります。

と、まあ僕が書くととても安っぽくなってしまいますが、これが脱稿されたのが昭和19年-つまり戦時中という事を考えると、当時の抑圧された体制の中にあって、筆者の悲壮な信念と決意が描かれているようで、歳甲斐もなく涙してしまいました。
現代人が是非読むべき一冊だと思います。
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by minoru_n | 2005-12-19 23:06 | 読書

■My Favorite Novels #1

読書の秋ももうおわりにさしかかっていますが、今日は僕の愛読書を紹介します。
会社の行き帰りや休みの日などに、小説をよく読みます。まあ、同年代のふつうのサラリーマンと比べれば、平均よりは本を読む方でしょう。

そんな僕がこれまで最も多くの作品を読んだ作家は、宮本輝さんです。おそらく、今世に出ている作品は、ほとんど読破していると思います。最近の作品は、文庫本で2冊に分かれるような長編が多いですが、初期の頃は文庫本で1冊程度の長さのものが多く、この頃の作品を好んで読んでいます。

僕は、気に入った本は繰り返し読む方なので、読書量の割に、読んだ本の数は伸び悩んでいるような気がします。特に氏の作品は、そのほとんどを最低2回は読んでいると思います。
時々「My Favorite Novels」と題し、氏の作品を中心に、僕が特に気に入って繰り返し読んでいる小説を紹介しようと思います。

◎道頓堀川 宮本輝・作
氏の作品の中で、僕が最初に読んだものです。
大阪の歓楽街(道頓堀)の喫茶店で住み込みで働きながら大学に通う、ごくふつうの青年が主人公です。喫茶店のマスターは、かつてビリヤードの世界でなを馳せた少し陰のある男で、心優しい面持ちとはうらはらに、腹の奥底にずしっと重たいものを据えています。
物語は、その青年とマスターを中心に、彼らの回想や歓楽街に生きる人々との日常などを織り交ぜながら淡々と進んでいきます。その様子が、まるで冒頭の道頓堀川の情景描写の断片を映し出しているようで、文学というもののすばらしさに魅了される逸品です。

この作品は、氏の作品の中でも僕が最も好んで何度も読んでいる作品ですが、読むたびに新たな発見や感銘があります。何かに疲れたとき、気分が滅入ったときなどに聴く音楽や飲むお酒などが決まっている人も多いと思いますが、僕にとっては、この小説がそうした役割を果たすものの一つとなっています。
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※写真と本文とは関係ありません。
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by minoru_n | 2005-11-13 01:52 | 読書

■推理小説

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普段は会社の往復の電車(往復乗車時間約1時間)の中で文庫本の小説を読んでいます。何気ない日常が舞台のものが好きなので、推理小説というのはあまり読みません。
子供の頃は、怪盗ルパンシリーズなんかを片っ端から読んでいた記憶がありますが、それ以降なぜか推理小説というものを手にすることはほとんどありませんでした。

理由はおそらく二つあります。
一つは、僕が小説を読む時の楽しみは、ストーリーはもちろんのこと、風景描写と主人公の心理描写の対比を楽しんだり、情景を思い描いたり、全体の構成を楽しんだりという「文学的要素」にあります。ところが、推理小説というのは、どちらかというとストーリーにかなりの比重を置いて読むため、情景描写の余韻に浸ることが疎かになりがちです。

二つ目は、読み出すと止まらないことです。
学生時代と違って「本など読んでる場合ではない」ことが多いのが社会人の性です。ところが、たいていの推理小説は全体の6割ぐらいを読んだあたりから、止まらなくなってしまいます。6割をすぎたところから読書を中断するのは、断腸の思いがします。

そんなわけで、できるだけ避けてきた推理小説ですが、先日、ついつい魔が差して本屋で1冊買ってしまいました。案の定途中からがぜんおもしろくなり、ついに昨日の帰りの電車で「魔の6割地点」にさしかかってしまいました。
おかげで、今日は寝不足でした。
やっぱり、推理小説も好きなんですかね・・?

※写真と本文とは関係ありません。
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by minoru_n | 2005-05-19 00:34 | 読書